「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花」という例えがあります。昔から美人といえば、姿勢が美しいといわれてきました。そのぐらい姿勢が大事と知っていたからですね。そんな大事な姿勢が何でできているのか注目してみましょう。姿勢がきれいになると人生が変わりますよ。
姿勢がきれいになる秘訣は、足にあります。足がゆがんでしまうと全身がゆがむといわれています。運動不足や扁平足、外反母趾、浮き指といった足のトラブルがあると、重心が後ろにずれてかかとに下がります。そして後ろに傾いた体を支えるために腰が曲がり、頭も前に倒れていきます。そこからさらに、口が開きやすくなってポカン口の原因になるなど、まさに全身に影響が及びます。
体を支える骨と関節
足は細かい骨と関節がつなぎ合わさることで成り立っています。一見、ただ地面についているだけに見える足ですが、細かい骨の動きによって支えられています。そして中でも重要なのが「MP関節」と「舟状骨(しゅうじょうこつ)」です。
「MP関節」
足指の付け根の関節。歩くときに靴が折れ曲がる部位で、ここの柔軟性があるほど歩く力を得られます。
「舟状骨」
足底の要石の役割。ここに重心をかけると、まっすぐの姿勢をキープできます。
歩行を支える3つのアーチ
内側アーチ
親指の付け根とかかとを結ぶアーチ。歩いているときに衝撃を吸収したり神経の保護や足裏の疲れを緩和したりする役割があります。このアーチが土踏まずを作るので、つぶれると扁平足になります。
外側アーチ
小指の付け根からかかとを結ぶアーチ。体重の多くを支える場所ですが、全体重をかけてしまうとこのアーチがつぶれるので、出来るだけふたんがかからないようにしましょう。O脚はこのアーチがつぶれることでおきます。
横アーチ
親指と小指を結ぶアーチ。歩く際、前方への推進力をつける役割があります。ハイヒールなどかかとが高い靴を頻繫に履いている人は、このアーチがつぶれやすく、外反母趾や魚の目などが起きやすいといわれています。
対策としては以前ご紹介したお布団体操がおすすめです。
ぜひ試してみてくださいね。この体操で、私も長年の魚の目が良くなりました。地味ですが毎日行うことで効果が出てきます。皆様の感想をお待ちしています。
今日も皆様がご機嫌良く過ごせるよう応援しています
ありがとうございました。
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