歩く速さを競う競技といえば競歩があります。去年のオリンピックでは、男子20㎞の競歩で、池田選手が銀メダル、山西選手が銅メダルを獲得しました。池田選手は20㎞を1時間14分21秒で歩っています。驚きの速さです。
競歩20㎞の世界記録も日本人が持っていて、2015年に鈴木選手が出した記録1時間16分36秒です。平均時速に直すと15.7キロ。大人が普通に自転車に乗った時が時速14キロ前後なので、いかに速いかがよくわかります。レース中の駆け引きでは、時速16キロにも達するほど、自転車なんか軽く抜いてしまいますね。
ではなぜ、そんなにも速く歩けるのでしょう?その秘密は歩く時の腰の使い方にあります。普通に歩くよりも左右の足にかかる体重を、骨盤の上に乗せるイメージで歩いています。この時、体重を乗せた側の骨盤は上がっています。あの独特の腰を振ったような歩き方は、このためになります。
現在の研究では、速く歩くことが出来る人ほど健康寿命が長く、元気で長生きと知られています。他にもなんと、早歩きだと年収が高いとうデータもあります。これは早歩きをやらない手はないですよね。年収アップにつながるかもしれませんよ。一緒に、頑張りましょうね。
さあ、深呼吸してレッツ・リーディングです。
【目 次】
(1)何が歩く速さを決めるの?
(2)どうすればフォームが良くなるの?
(3)まとめ
(1)何が歩く速さを決めるの?
歩く時、足はなめらかに前に出ています。このなめらかに足を出すためには、自分の骨格にあった足運びをすることが重要になります。歩幅が狭ければ、小さなタイヤと同じでスピードは出にくくなりますが、自分の骨格にあわない歩幅で歩こうとすると、体をおもいきり前に倒して歩くことになってしまいます。そう、なめらかに足を出すにはフォームが大事になります。
(2)どうすればフォームが良くなるの?
① 運動連鎖
体の各部をどれだけ連動させられるかです。全身が連動するほど、楽に大きな力が発揮出来、速く歩けます。ピラティスがお勧めです。
② 関節可動域
どれだけ関節を広く動かせるかです。歩行に必要な関節可動域があります。ヨガがお勧めです。
③ 筋力指数
歩行に必要な関節可動域の中で、どれだけ強い力が発揮出来るかが大事になります。上り坂や階段も楽に上がれる力です。スクワットやランジがお勧めです。
④ 筋肉の収縮スピード
筋肉の収縮スピードは、速筋繊維と遅筋繊維の割合で決まります。速筋繊維の割合が多いのは大腿直筋(約65%)や上腕三頭筋(約67%)なので、速く歩くには、縄跳びがお勧めのトレーニングになります。
(3)まとめ
歩くだけでは、年々歩行速度は遅くなります。スクワットや縄跳び、ヨガやピラティスも加えることで歩行時のフォームが変わり、ひざや腰が楽に動せるようになり、速くなります。
その結果、健康寿命が伸びて元気に長生き出来ます。さらに、年収も上がるかも。というおまけ付きです。
気になったらぜひ、試してみてくださいね。
今日も皆様がご機嫌良く過ごせるよう応援しています
ありがとうございました。
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