試合前や大事なテストの前日に、眠れなくて困ったことはないですか?焦れば焦るほど眠れなくて、困りましたよね。ここ一番どうしても外したくないと思うと、自然に緊張状態になります。この緊張状態を「戦闘モード」交感神経が活発になっている状態です。ゆっくりくつろいでいる時を「休息モード」副交感神経が活発な状態といいます。
なぜ人間にはそんな戦闘モードや休息モードなどの、交感神経と副交感神経の切り替えがあるのでしょうか?
私もこの切り替えが上手に出来なくて、自律神経失調症で悩んだこともあります。
今日はそんな自律神経失調症対策、私たちのオン、オフの上手な切り替え方を見ていきましょう。
さあ、深呼吸してレッツ・リーディングです。
【目 次】
(1)「戦闘モード」とは
(2)「休息モード」とは
(3)自律神経失調症対策、呼吸法
(1)「戦闘モード」とは
呼吸 浅く早い
心臓 早い
血管 収縮(血圧が上がる)
皮膚 皮膚血管収縮
精神面 緊張状態
消化 抑えられている
筋肉の血管と冠動脈(心臓の筋肉に酸素や栄養を送る血管)は交感神経の支配を受けていないので収縮しません。そのため皮膚や内臓の血管が収縮して血液がドンドン筋肉や冠動脈に流れ込みます。激しく体を動かすには、心臓や筋肉にたくさんの酸素と栄養を送る必要があります。そのため筋肉に血液が集まるような仕組みになっているのです。
交感神経が活発になって、皮膚の血管が収縮するのは、戦闘で怪我をしても出血しにくいためとも言われています。
(2)「休息モード」とは
呼吸 深くゆっくり
心臓 ゆっくり
血管 弛緩(血圧が下がる)
精神面 ぐっすり眠れるなどの状態
消化 動きがある
心臓はゆっくりになり、血管が開いて血圧も下がり、筋肉の弛緩や消化管の動きが活発になって排泄が行われます。
このように、極限状態を除いて完全に交感神経だけ、または副交感神経だけで働くようなことはなく、体はバランスで調整がされています。このバランスが崩してしまったのが自律神経失調症ですね。
(3)自律神経失調症対策、呼吸法
腹式呼吸がお勧めです。
① 鼻からゆっくりと息を吐いていきます。お腹の息を全部出すイメージです。
② 鼻から息をゆっくりと吸っていきます。お腹がだんだんと膨らんでいきます。
③ これを10回程繰り返します。
呼吸が荒くならないように注意します。腹式呼吸は、一定の強さで吐いて最後まで丁寧に吐ききる。一定の強さで最後まで大事に吸うように意識するのがコツです。
呼吸法を行うとオン、オフの切り替えが上手になって、自律神経失調症も治ってきます。簡単なのに効果絶大でした。ぜひ、試してみてくださいね。
今日も皆様がご機嫌良く過ごせるよう応援しています
ありがとうございました。
コメント