誰でも困った時ほど笑おうって言ったって、楽しい時しか笑えないよですよね。私もそう思っていました。以前は。
かつて、イギリスのエリザベス女王が馬車でパレードしていた時に爆弾が投げ込まれた事がありました。道路脇にいた人々は大混乱し、叫び出したそうです。その時、一緒にいたチャールズ皇太子がスッと馬を女王のそばに寄せて
「スマイル、マーム」(笑顔だよ、お母さん)
と呼びかけたエピソードがあります。
これは笑顔になることで「大丈夫ですよ」というメッセージを見る人に与えられるからです。どんな場面でも笑顔を作ることで自分もそれを見た人も安心します。
ギリシャにあるクレタ大学の心理学者エヴァンゲロス・カラデマス氏の実験でも、4つの保険会社で働く201名のビジネスマンを調べたデータがあります。その中で仕事が困難な時でも、よく笑う楽観的な人ほどうつ病になりにくく、成績もよいという報告をしています。
これは明るく努めようと笑っていると自己効力感が高まるためと言われています。この場合の自己効力感とは、自分の運命は自分で切り開いていけるという信念のことを言っています。困った時ほど笑って自己効力感を高めて乗り切っていきましょうね。
今日も皆様がご機嫌良く過ごせるよう応援しています
ありがとうございました。
参考文献:「人は暗示で9割動く」著者:内藤よしひと
「大人の笑トレ」著者:高田佳子
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