今年の箱根駅伝も青山学院大学が優勝しましたね。素晴らしい走りで、ハラハラドキドキでした。タスキを繋げていく駅伝は、選手の頑張りが伝わって胸が熱くなりました。息子も中学で駅伝をやっていたので、大変さもよくわかります。周りも食事、睡眠などサポートに気を使いますよね。
「速く走りたい」これは誰もが一度は思ったことがあると思います。でも、途中で息が苦しくなって速く走れない。なんであの人は平気なんだろう?
そう、今日はそんな謎を見ていきましょう。
さあ、深呼吸してレッツ・リーディングです
【目 次】
(1)VO₂max(最大酸素摂取量)とは
(2)AT(無酸素性代謝閾値)とは
(3)体力と走るペースはどうやって決まるの?
(1)VO₂max(最大酸素摂取量)とは
最大酸素摂取量はギリギリまで頑張った時に、体にどれだけたくさんの酸素を取り込むことが出来るかを表しています。酸素を取り入れられる能力が高い人ほど、速いペースで長く走り続けられます。
VO₂max(最大酸素摂取量)を高めるには、現在の自分の限界を超えてからどれだけ走れるかというトレーニングが必要になります。速いペースのランニングを休息のジョギングをはさみながら繰り返すインターバルトレーニングが向いています。
(2)AT(無酸素性代謝閾値)とは
強度の高い運動をしていると、筋肉で乳酸という物質が生まれます。その乳酸が一定以上たまると筋肉の収縮に支障をきたし思うように動けなくなります。ゆっくり走っている時、乳酸値は一定に保たれているのですが、ある速度以上になると急に高くなります。乳酸値が急に上がり始める速度をAT(無酸素性代謝閾値)と呼びます。ATの値が高いほど長い距離を走れるペースが向上します。
AT(無酸素性代謝閾値)を高めるには、長い距離を一定のペースで走るペース走が向いています。
(3)体力と走るペースはどうやって決まるの?
① いかに多くの酸素を体に取り込めるようにするか
② いかに乳酸がたまらないようにするか
この2つがカギになります。優れたランナーほどこの2つの能力が高いわけです。
インターバルトレーニングとペース走、きついですが頑張っていきましょう。続けていくときっと速くなりますよ。
今日も皆様がご機嫌良く過ごせるよう応援しています
ありがとうございました。
参考文献:「ランニングの科学」鈴木清和 より引用させていただいています。
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