段々と暖かくなってきましたね。もうすぐひな祭りと息子の高校入試がやってきます。早く来てほしいような、来ない方が良いような不思議な気持ちです。入試までにいろいろ考えてドキドキすると、呼吸が浅くなったりします。気持ちと呼吸は直結しています。イライラすると呼吸は早く、落ち着くと遅くなります。呼吸は心の状態を表す鏡のようなものです。
ヨガの世界では、心の働きも体の働きもすべては「プラーナ」が引き起こしていると考えられています。「プラーナ」とは、中国では「気」と呼ばれ、科学の分野ではエネルギーになります。呼吸はその「プラーナ」をコントロールする手段です。
私達の気持ちが上がってくると、「プラーナ」も上がり、体の調子も上がってきます。ではどうすれば気持ちが上がってくるのでしょうか？その答えは、呼吸法を表すサンスクリット語の「プラーナーヤーマ」に隠されています。「プラーナ」はエネルギー、「アーヤーマ」は伸ばす、止めるという意味を持っています。そう、息を深くすることで気持ちが上がり「プラーナ」も上がります。
ちょっと疲れた時に、ぜひ試してみてください。一人静かな場所で目を閉じて、息を深くしていきます。その時に息を吸う音、吐く音を聞いていきます。体の温かさを感じていきます。気持ちよく自分の呼吸を深くしていきます。
だんだんと心が落ち着いて「プラーナ」が上がってきます。体の調子も上がっていきます。面倒くさいと思って先延ばしにしていたものが簡単に思えてきます。呼吸で調整できるなんてと思われるかもしれませんが、エネルギーが上がります。エネルギーが不足していると、何でも大変に思えます。
子供が生まれたときに、どうでした？どんなに寝不足でも頑張ろうと思いましたよね。我慢ではなくて大変なことをしていても、胸の奥から愛があふれてエネルギーが上がって楽しかったですよね。そんな時は、たくさん深い呼吸を無意識にしています。それがエネルギーの上がっている感じです。まわりから見ても、キラキラと輝いて見えます。
一日数回、深い呼吸をしてみませんか？心のエネルギーが上がって、体の調子も良くなります。気になったらやってみてくださいね。
今日も皆様がご機嫌良く過ごせるよう応援しています 。
ありがとうございました。
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